Xiaomi Mi5をLineageOS 15.1→16.0にアップグレードしました。(2019年4月1日更新)
導入手順は同じですが、上書きインストールだと不具合が出ます。
必ずフルワイプしてからインストールしましょう。
以下では、TWRP導入からLinageOSを入れるまでの手順を紹介しています。
このページに載っている情報が正しいという保証はありません。
自己責任でご利用ください。
Xiaomi Mi5とは
Snapdragon 820にSONY製カメラを搭載。
DSDS(LTE+3G同時待ち受け)に対応した高性能スマートフォンです。
導入前の準備
- Xiaomi Mi5のブートローダーをアンロックする
- パソコンでfastbootコマンドを使えるようにする
ブートローダーのアンロックとADBコマンドを使えるようにしておいてください。
ADBコマンドの導入については『インストール不要!adb/fastbootコマンドを簡単に導入する方法』で詳しく紹介しています。
必要なファイルをダウンロードする
最新のファイルをダウンロードしましょう。
OpenGappsは、ARM64→8.1→pico/nano/micro/mini/fullから好きなものを選択。
私は「mini」を使っています。
LineageOS導入時にTWRPでエラーが出て書き込めない場合はファームウェアを導入すると解決します。
LineageOS 16.0をインストールするにはファームウェアV10.2.2.0を導入しましょう。(2019年4月1日時点)
端末にTWRPを導入する
ダウンロードしたTWRPのimgファイルを、Cドライブ直下に「recovery.img」と分かり易い名前にリネームして配置します。
recovery.imgを置いたフォルダ内でShiftキーを押しながら右クリックし、「コマンドウィンドウ(PowerShell)をここで開く」を選択。
コマンドプロンプトを起動させます。
FASTBOOT画面を表示させる
Mi5の電源を落とした状態にします。
次に[音量下ボタン+電源ボタン]の同時長押しで、ウサギのFASTBOOT画面を表示させます。
fastbootコマンドを打つ
FASTBOOT画面を表示させた状態のまま、パソコンとMi5をUSBで接続してコマンドプロンプトから以下を入力します。
fastboot flash recovery recovery.img
これでTWRPの書き込みが終了。
続けて
fastboot boot recovery.img
と入力するとTWRPが起動します。
TWRPの起動方法
次回からのTWRPの起動方法は、電源を落とした状態から[音量上ボタン+電源ボタンの同時長押し]します。
しばらくするとリカバリーモード(TWRP)が起動します。
TWRP初回起動画面
初回起動時に「Never show this screen during boot again」をチェック。
「Swipe to Allow Modifications」をスワイプ→します。
TWRPアプリのインストール画面
TWRPの初回起動時やリブート時にオフィシャルアプリのインストールを求められます。
アプリをインストールせず、今後この画面を表示させないようにするには「Prompt to install TWRP app if not installd」にチェックを入れて「Do Not Install」をタップしましょう。
アプリをインストールする場合は、「Istall as a System App」にチェックを入れて青い矢印をスワイプします。
TWRPの初回起動でパスワードを求められる場合
パスワード画面が出る場合は、ストレージが暗号化されているからだったと思います。
一度その画面でキャンセルを押します。
するとTWRPのメインメニューになるので、WipeからFormat Dataを選択すると入力画面が出るので「yes」と入力。
Internal Storage(内部ストレージ)が初期化され、TWRPを再起動すれば普通に起動するはず。
内蔵ストレージを初期化するので大切なデータは移動してからにしましょう。
重要!最初に必ずバックアップをとる
TWRPのメインメニューで「Backup」をタップ。
全てのバックアップを取ります。
プラスエリア化の失敗に備えてEFSだけでも必ずバックアップしましょう。
Mi5はSDカードが使えないので内蔵ストレージにあるTWRPのフォルダにバックアップされます。
誤って消えることもあるかもしれないのでバックアップファイルをパソコン等に移動させておくと安心です。
USBメモリでバックアップ
私はUSBメモリを接続してバックアップしました。
「Select Storage」から「USB OTG」を選択すればUSBメモリを認識します。
インストール前にフルワイプする
TWRPのメインメニューから「Wipe」をタップ。
次に「Advanced Wipe」をタップする。
dalvik cache / Cache / System / Data の4箇所にチェックを入れてスワイプしてフルワイプします。
ちなみにFormat Dataを選択すると入力画面が出ます。
「yes」と入力するとInternal Storage(内部ストレージ)のみ初期化されます。
必要なファイルをMi5に転送する
※あらかじめ端末にカスタムROMのzipファイルを入れておけば、このMountから転送する作業は必要ありません。
パソコンとMi5を接続してTWRPのメインメニューの「Mount」をタップ。
ONになっていれば「Disable MTP」と表示されます。
「Enable MTP」の場合は、タップしてパソコンと接続します。
パソコンのドライブのところにMi5が表示されているのでクリック。
Internal Storage(内蔵ストレージ)にLineageOSのROMとOpenGappsのzipファイルをパソコンから転送します。
うまく転送できない場合は、TWRPを再起動して再びパソコンと繋ぎ直すと認識するかもしれないので、必要なら再起動してください。
ちなみに、フルワイプして電源を落としてもFASTBOOTは起動するので心配はいりません。
LineageOSをインストールする
おまたせしました。
すべての準備が完了したら、いよいよLineageOSをインストールしていきます。
まずは最新のファームウェアを導入しましょう。
最新のXiaomi Firmwareをダウンロードしてください。
ダウンロードしたzipファイルをTWRPの「Install」から書き込みます。
完了したらTWRPのホームメニューに戻りましょう。
続けてLineageOSとopengappsをインストールしていきます。
TWRPのメインメニュー画面の「Install」からLineageOSのzipファイルを選択。
まだスワイプせずに「Add more Zips」をタップします。
OpenGappsのzipファイルを追加で選択したら、スワイプして書き込みます。
無事に書き込みが終了したら「Reboot System」をタップ。
しばらく待てばLineageOSが起動します。
「戻るボタン」や「ホームボタン」の動作を変更したい場合は『Xiaomi Mi5にLineageOS 16.0を導入したら最初にやるべき初期設定』を参考にしてください。
LineageOS書き込み時にエラーが発生する場合
Updater process ended with ERROR: 7
と赤字のエラーが出て書き込みに失敗する場合があります。
私もこのエラーにはまりました。
LineageOSのバージョンによってインストール出来ないことがあります。
この場合も最新のファームウェアを導入することでエラー無しでインストールできるようになります。
LineageOSのアップデート方法
通常はOTAアップデートで大丈夫です。
設定→システム→詳細設定→アップデータから最新版をダウンロードします。
あとは自動でアップデートされます。
または、TWRPのInstallから更新ROMを選択してインストールすることでアップデートすることもできます。
基本的に同じROMを更新する場合、ワイプする必要はなく上書きインストールで問題ありません。
LinageOS 15.1→16.0などにする場合はフルワイプが必要になります。
私は毎回、上書きでインストールしていますが、問題なく使用できています。
更新したら不具合がでる場合
フルワイプしてインストールするのが手っ取り早いです。
Wipe→Advanced Wipe→System/Data/Cache/dalvik cacheにチェックしてフルワイプからもう一度インストールしてみましょう。